いつもありがとうございます。
本日より全国労働衛生週間が始まりました。
労働衛生についてより一層気を配る機会にしたいと思います。
心身ともに健康であることは、豊かな人生にも繋がります。
職場で過ごす時間は人生の大きな割合を占めます。時間だけでなく、精神面においても同様です。
したがって職場の労働環境は心身に与える影響をできるだけ良い状態にするのが良い。温度、湿度、
採光、照明、換気、騒音、粉塵、有害物質など物理的化学的な面での対策が必要です。しかし、心身
ともに楽をするだけが良いことではありません。体を鍛えるにも心を鍛えるにもある程度の負荷は必
要です。労働そのものは心身によい影響を与えるものです。体を動かして仕事をすればある程度の疲
労は出ます。しかし、それが過度になったりため込んだりしてはいけません。そのために労働時間の
管理は重要です。
また目標に向かって或いはものを仕上げるために困難を乗り越えていくこと、他者とコミュニケー
ションをとって協力して仕事を行うことなど、ある程度の精神的負荷や気遣いは必要なことですし、
それは人を成長させます。しかし、負荷があまりにも度を超し、またそれが蓄積すると良い影響を与
えません。適度がよいのですが、難しいことでもあります。自身や家族による健康管理・健康観察、
上司・同僚による気づきや思いやり、リフレッシュ、定期健康診断、ストレスチェックその他さまざ
まなことを通して注意深くバランスを保っていくことが大切です。
現場条件によって或いは作業内容によって発生の可能性は違うとは思いますが、建設業では災害性
腰痛、熱中症、化学物質による疾病、じん肺症及びじん肺合併症の発生が多い。また、昨年以降は新
型コロナウイルス感染リスクもあります。気を配らなければいけないことが多いですが、基本的な注
意事項や対策を遵守実行していっていただきますようにお願いします。
高年齢労働者の加齢による身体機能低下リスクへの対策も必要です。建災防方式健康KYや無記名
ストレスチェックを活用する方法もあります。石綿障害予防規則等に基づく建築物石綿含有建材調査
者講習による調査者の確保も必要となってきます。
健康は日々の習慣・行動によるものが積み重なって、それによって左右されるものだと思います。
それぞれの仕事場において、より良い環境をつくり、より良い作業姿勢を心がけてください。
明るい気持ちで過ごせる職場は健康によい職場です。元気な挨拶、整理整頓などを心がけ、気持ち
よく仕事ができる環境を全員で協力して作っていただければと思います。
令和3年度全国労働衛生週間のスローガンは
「向き合おう! こころとからだの 健康管理」です。
全員が日々健康に過ごされることを心より願っています。
令和3年10月1日
株式会社松田組
代表取締役社長 松田 隆