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本日から全国労働衛生週間が始まります。
今年のスローガンは「こころとからだの健康づくり みんなで進める働き方改革」です。このスローガンでの目的は「こころとからだの健康づくり」であり、そのための一つの手法が「働き方改革」です。さまざまな方面でこの「働き方改革」はさまざまな目的で使われています。建設業界は週休2日制を定着させ、建設労働者の賃金を上げることなどにより建設業を魅力的なものとして入職者を増やし離職者を減らすという目的にも活用しています。それはそれで戦略としては意味のあることであると思いますし、現在未来において建設業界で働く方々の幸せに繋がっていくものだと思います。
労働衛生の面からは、この全国労働衛生週間を契機として「こころとからだの健康をつくる」、そのための「働き方改革」という方向から進めていきたいと思います。
9月1日から30日までは準備期間であり、その期間の重点事項は
1. 過重労働による健康障害の防止
2. メンタルヘルス対策 等6つの事項です。
最近行われた建設業災害防止協会兵庫県支部のある会議では上記の2つが特に重要だと
いう話がありました。これらは準備期間だけやればよいものではなく、上記スローガンとともに継続して意識し、行っていく必要があります。
安全品質環境の担当から、労働衛生に関しての本社・現場での取り組み並びに問題点・今後の課題について報告を受けました。本社・現場それぞれにおいて、労働衛生に関しさまざまな取り組みが行われています。一方問題点・今後の課題については、技術社員を主として休日取得や労働時間の問題、災害時の待機室・仮眠室等の問題、健康診断の効果的な活用(予防の指導も含む)、現場においての女性トイレの設置などが意識されています。できることから少しずつでも改善していきたいと思います。
上記課題にも「健康診断の効果的な活用」がありました。事業所においては年一回健康診断が行われます。まず全員が受診してください。そして何らかの有所見がでた場合はその有所見の程度に応じた対応を必ず行ってください。ぜひ早期対応を心がけてください。
また、近年テレビ等で食事や運動や生活習慣を題材に健康に関する番組が多く放送されています。その全てを実行することは難しいでしょうが、何かを参考として健康に活用していただければと思います。
当社の経営目的「社員の幸せ、社員の人生の豊かさ」、さらに広げて「現場で働く全ての人々の幸せ、人生の豊かさ」に向かってこの労働衛生週間を過ごしたい。そしてそれに向かっての活動を継続して行うことの契機としたい。労働衛生を管理する部門を主として全部門がともに引き続き労働衛生への取り組みを継続し、充実したものにしていってください。
平成30年10月1日
株式会社松田組
代表取締役社長 松田 隆